英語の児童書は最高の英語の教材。
その英語の児童書の中でも、最も気軽に勉強ができる作品として私が利用しているのは、スヌーピーでおなじみのピーナッツです。
私が英語学習にピーナッツを推す理由
- 非常に短いストーリーがいくつもあり、様々なシチュエーション英語が学べる
- 日本で発売されているものは、原語(英語)+日本語訳で構成されているため、辞書を引かなくてもストーリーを理解できる
- 日常的にそのまんま使えるフレーズだらけ
- 読んでいて前向きな気持ちになれる
- 単純にスヌーピーが好き
キッズ向けアニメも、各動画配信サービスで配信されていますが、原作はコミックです。
ショートストーリーで1つのセリフも長くなく、英語初心者でもストレスなく読み進めることができます。
日本では、これまでのピーナッツの作品をまとめたピーナッツ全集が全26冊発売されていますが、
今回おススメするのは「スヌーピーで学ぶ すぐに使える英語表現105」です。
英語学習におススメ!「スヌーピーで学ぶ すぐに使える英語表現105」
レベルの対象は、初心者~中級者向け。
105個のショートストーリーに対して、
文法の解説や、句動詞・イディオムの解説、出てくる単語の品詞や意味が載っています。
例えば、仮定法過去の What would happen if …? 「もし~したらどうんな結果になるだろう」
が使われるフレーズが、チャーリーブラウンのセリフと共に紹介されています。
I WONDER WHAT WOULD HAPPEN IF I WALKED OVER TO THAT LITTLE RED-HAIRED GIRL, AND GAVE HER A BIG HUG…
もしも、僕があの小さくてかわいい赤毛の少女のところへ歩いて行って、ギュッと抱きしめたら、どうなるだろうか…
「036 ハグしたい October 22, 1979」より抜粋
このセリフ1つで、What would happen if …? の使い方だけでなく、
I wonder と What would happen if … は同時に使うことができることや、
walk over to… ~の方へ歩いて行く、
give … a big hug ~をギュッと抱きしめる
といったイディオムまで一緒に学ぶことができますね。
「長い目で見れば」「それとこれとは違う」「どうりで眠れないわけだ」
これらを英語でパッと言えないかも?という方、
それなりに英語を勉強している人でも、ちょっと怪しいなと思う中級者にもおススメ。
日常会話ではよく使うのに、従来の教科書には載っていないようなフレーズも沢山あるので、十分に参考になるでしょう。
初心者の方は、載っている単語やイディオム、文法を全て覚えようとすると大変です。
例えば、仮定法がわからないから仮定法の使い方だけをイメージできるようにしよう。
このイディオムは自分でもすぐ使えそうだから使ってみよう。
といった形で活用するのがおススメ。
是非、ご自身の文法書に照らし合わせながら読んでみてください。
【全レベルにおススメ】筆者が初心者時代から愛用している文法書はこちら
実際にアウトプットしてみよう!
この本を眺めているだけでは、実際に使えるようにはなりません。
英会話のレッスンを受けている方は1レッスンで1個、口に出して使ってみたり、
SNSで英語でつぶやいてみたりしてみましょう!
先ほどお伝えしたように、本書に書かれているまんまの英語を使ってみても良いですし、
余裕のある人は、名詞や動詞をアレンジしてみましょう。
1回でもアウトプットすることで、2回、3回目はすんなりその英語が出てくるようになります。
アウトプットするまでが、ゴールです!
スヌーピーで学ぶ シリーズの紹介
今回紹介した、「スヌーピーで学ぶ すぐに使える英語表現105」以外にも英語学習向けの本があります。
気になる方は、2冊目、3冊目に手に取ってみてくださいね^^
あとがき
本書のあとがきにはこのようなことが書かれてありました。
野口悠紀雄氏(東大教授)は『超英語法』(講談社)の中で、アメリカの大学院に留学中の英語の勉強法について、次のように述べられています。
「『ピーナッツ』の漫画をずいぶん買い込んだ。ここには、子供たちの日常会話がそのまま文字で書いてある。〈中略〉その意味で、この漫画は、私の口語英語の教科書(というよりは、アンチョコ)になった。」
もし、私たちがネイティブの子供が話す英語を聞きとり、理解し、話すことができたらどうでしょうか。
ビジネスシーンを除き、普通に生活できると想像できるでしょう。
まずはここから!といったステップにピッタリのお手本です。
[ 英語のアウトプットにおススメ! ]
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