否定文での”ever”を映画「アラジン」から学ぶ。

そんなこと初めて聞かれた。

No one’s ever asked me that before.

アラジン

 

今回は、ディズニー映画「アラジン」(実写版)から、

  • 経験の現在完了形
  • 否定文の中で使うever 

を学んでいきます。

作中で実際に使われた英語を元に見ていきましょう!

 

1. 今までの経験談は「現在完了形」で表わす

 

まずは今回のフレーズが使われたアラジンとジーニーの会話の1コマを見てみましょう。

 

アラジン:君なら何を願う?

So, what would you wish for?

ジーニー:うーん。そんなこと聞かれたことない。

Mmm. No one’s ever asked me that before.

 

ジーニーのセリフに注目していきます。

時制はどのようになっているでしょうか?

 

「今まで~したことがない」という文章は、経験を表しますね。

したことがあっても、したことがなくても、それは経験です。

「今まで行ったことがある」「今まで会ったことがない」という文章も経験の話です。

ですので、この場合は現在完了形(have + PP) を使うのが一般的。

 

ではこのジーニーのセリフでのhaveに当たる部分はどこでしょうか?

 

短縮系のNo one’s ‘s ですね。

※会話ではこういった短縮系がよ~く使われます。

この‘shaveの三人称単数系のhasが短縮された形です。

No one’s  = No one has 

 

ということは、No oneというのは三人称単数であることがわかりますね。

No one については、次で詳しく見ていきますので、

ここでは、hasが短縮されている。と頭に入れましょう。

 

まとめ
  1. 「今まで~したことがある」「今まで~したことがない」は経験の現在完了形
  2. No oneは三人称単数扱い
  3. 現在完了形のhavehasは主語と一緒に短縮されることが多い

 

2.No one…は否定文

 

「否定文を作ってください」と言われたら、どのような文章が思いつきますか?

 

否定文というと、「notを使う文章が否定文」と捉えがちですがそんなことはありません。

ここでいうnotの否定文というのは、

I don’t like sushi. や、I didn’t see him. など動詞(do / did etc.)の後にnotがつくものです。

 

他にもnoを使う否定文もありますね。

I had no idea. や、There are no people. などです。

 

いずれも動詞の後に否定を表すnotnoが来ているので、これは否定文だ!とわかりやすいのですが

今回のジーニーのセリフはどうでしょうか?

 

No one’s ever asked me that before.

 

どうやら文頭に否定のNoが来ており、文章の間にnotnoがないことに気が付きます。

このように文頭から否定の語が来る場合はそう珍しくありません。

 

例えば、このようなものです。

  • No one  誰も~ない
  • Nobody 誰も~ない(= No one
  • Nothing 何も~ない

 

皆さんも一度は聞いたことがあるはず。

一見、1つの単語で構成されているので、否定文に見えないかもしれませんが、

これらのように主語が否定の語となっている場合も、否定文となります。

No oneで、「誰も~ない」という「~ない」という否定の意味まで含まっています。

ちなみに、上記全て三人称単数単数扱いですので一緒に覚えておきましょう!(めっちゃ英語の試験とかに出ます)

 

まとめ
  1. No one…, Nobady…, Nothing… から始まる文章の否定文の1種
  2. 必ずしも文章の間にnot, noがある文章が否定文とは限らない

 

否定文か否かが、続いて見ていくeverの理解において非常に重要ですので

このジーニーのNo one…のセリフは否定文であることを頭に入れて、

everについて勉強してきましょう。

 

3.副詞のever, before

 

No one’s ever asked me that before.

ジーニーが使っているように、ever, beforeは、経験の現在完了形に非常に相性が良い副詞です。

 

ever が使える条件とnever との違い

 

まずはeverから見ていきましょう。

ever は、「今までで一度でも~がある」という意味を持つ副詞です。

ですがこのeverを使う上で大事なことが、「疑問文なのか、肯定文なのか、否定文なのか。」ということです。

先ほど見たようにジーニーのセリフはNo oneから始まるので否定文であることがわかりましたね。

 

ここで文法書をよく読んでいる人なら、少し引っかかることがありますね。

 

everは肯定文・疑問文でのみ使い、否定の場合はneverを使う」

 

あまり文法を理解できていないという人も、学生時代にeverneverの使い方ってややこしかったような。。と記憶にあるはず。

今回のジーニーのフレーズは、否定文なはずなのにeverと一緒に使っていますね。

 

ではなぜneverにならないのでしょうか?

 

それは、No oneの部分で既に否定の意味を成しているため、neverを続けると二重否定になってしまうからです。

これはNobady, Nothingも同様で、後ろにneverを続けることはできません。

 

× No one never asked me that before.

 

notも同様ですね。意味不明な文章になってしまうことが分かると思います。

 

× No one hasn’t ever asked me that before.

 

「否定文はnever!」という単純な覚え方をしてしまうと、No one never… と続けてしまう可能性があります。

少しやっかいな文法ですが、良い覚え方を発見しましたので紹介します。

 

このことについて調べていた時に、「nevernot everを意味する」と説明されていました。

「否定文はnever!」と覚えるよりも「nevernot everのことで、既に否定のnot / noが使われていたらeverを足すだけ」と論理的に理解することで迷いません。

肯定文や疑問文でのみever単体で使われる理由も納得がいくはずです。

neverの頭文字のnnotnoという否定の語を意味していたんですね!全く意識していなかったので新しい発見でした◎

 

everbefore は一緒に使える

 

everbeforeの品詞は、どちらも副詞

ever は、「今までで一度でも~がある

beforeは、「以前に」 と言う意味をそれぞれ持っています。

今回のジーニーのセリフでは、everbeforeが1つの文章で同時に使われていますがどちらかのみでも同じ意味になります。

 

  • No one’s ever asked me that.
  • No one’s asked me that before.
  • No one’s ever asked me that before.

 

日本語でもそうですが、これまでの経験を強調して言う時に「今まで一度も」と付けるとより強調して言うことができます。

それと同じで、英語でもeverbeforeを付けて強調することができます。

 

今回のジーニーのセリフでは、否定の意味が入っているので「今までで一度でも~がある」というeverの意味を否定して

今まで一度も誰もそんなことを私に聞いたことない。

という意味になります。

 

品詞はどちらも副詞なのですが、それぞれ位置は決まっていて逆にすることはできません。

everhave/ hasの直後、beforeは文末という語順ですので、このジーニーのセリフをテンプレートにして覚えることをおススメします。

 

まとめ
  1. 否定の意味を含む主語の場合、一緒にneverを使うことはできない。
  2. nevernot everのこと
  3. ever, beforeは「今まで~」と強調したいときに使える副詞
  4. ever, beforeは1つの文章でそれぞれ単体で使うことも、同時に使うこともできる
  5. ever, beforeの語順は決まっている




 

4.あとがき

 

経験は現在完了形have + PP で述べる!というところまではわかっていた人も多かったかもしれませんが、

否定文って何?ということや、everneverの文法のルールを正しく理解できていたでしょうか?

 

英語の文法のルールは、暗記で覚えてしまっている箇所もあります。

それが今回の、「否定文ならnever!」です。

私も完全にそのように覚えてしまっていましたが、「nevernot everのこと」と覚えると今回の問題をスッキリ解決してくれますね。

物凄い大きな収穫だったような気がします。

間違いやすい文法は、TOEICなどの試験にも出てくるので本当に気を付けたいです。。

 

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