子供の面倒を見るのは母親の役目だ。
She’s supposed to be taking care of you.
スーサイド・スクワッド
今回は、マーベル映画「スーサイド・スクワッド」から、
be supposed to… の表現
を見ていきます。
1.はじめに
be supposed to は、文法書では「~することになっている」と説明されています。
私の場合、この日本語訳のせいで実際に使う場面をイメージできていないことや、実際の英会話でbe supposed to… を使ったことがない。つまり理解が曖昧であることに気づき、今回この項目を取り上げてみました。
今回紹介するスーサイド・スクワッドのワンフレーズでは、非常に良い日本語訳がされていましたので紹介していきます。
2.どんな時に使う? be supposed to
今回のワンフレーズ
She’s supposed to be taking care of you.
が使われた状況を整理します。
ウィル・スミス演じる殺し屋デッドショットは、11歳になる娘がいました。殺し屋とは言え、娘を1番に愛している父親です。
妻とは離婚しており、その元妻はあまり娘の世話をしていないことを娘から聞いたデッドショット。
家事も自分でしていると聞き、父親が娘に放った一言が今回のフレーズでした。
子供の面倒を見るのは母親の役目だ。
She’s supposed to be taking care of you.
このSheは「母親」、you は「娘」のことを指すことが分かりますね。
ここでは「母親の役目だ」と訳されていますが、この状況から考えられるbe supposed to…は、
「~は当然のことだ」
という意味を持っていることが分かります。
世間的な常識として、母親(つまり親)が子供の面倒を見るのは普通のことです。
それをウィル・スミスは娘に伝えたかったんですね。
ここで、文法書の「~することになっている」をそのまんま当てはめてしまうとしっくりきませんが、「~は当然のことだ」という意味を持っているというイメージを当てはめると、スッと解釈できます◎
また今回は、「世間的に普通のこと」としてbe supposed to… が使われていますが、
法律やルール上決まっていることに対しても使います。
- 当然のことだ
- ルール上決まっている
と伝えたとき!
もう少しイメージを湧かせるために、例文を作ってみましたので見ていきましょう!
3.例文
主語 + be supposed to +動詞の原形 という構造で作っていきます。
① 法律や社会的なルールで決まっている場合
緊急事態宣言中は、各ショッピングモールは営業停止になる。
During the state of emergency, all shopping mall are supposed to be closed.
② 組織のルールとして伝える場合
朝9時までに出社してください。
You’re supposed to come to work by 9 am.
③ 世間的に言われていることの場合
「~というのは、~すべきなんだ!」みたいに、社会の常識に当てはめて言う時に使えそうです。
子供は一生懸命勉強しないといけません。
Children are supposed to study hard.
見て分かるように、have to 「~すべきだ」と似た意味を持ちますが、be supposed to…は「ルールや世間的に当然だ。」という意味が強いことがわかりました。
そこに自分の意思は関係しないということですね!
4.あとがき
英会話などで自分で1からアウトプットする英語をやっていると、自分がその文法を理解しているのか否かがはっきりわかりますよね。
そんな中、be supposed to… は曖昧に覚えていた項目でした。
ネイティブはよく使うのに、私の文法書ではたったの4行で説明が終わっていたので今回、大好きな映画から学ぶことができ大変満足です◎
このように、文法書で見てもわからないようなものは海外ドラマや映画から学ぶとイメージが湧きやすく、非常に有効です◎
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