句動詞の「省略する」
まずは、よく使われる句動詞から見てみましょう。
句動詞って何?という方は、一度こちらの記事を参考にしてみてください。
句動詞とは一体何?動詞との違いや句動詞の構成を解説!
leave out
何かの行程を省略する
誰かを抜かす(仲間外れにする)
という意味を持つleave outです。
卵を抜いて調理しても大丈夫ですか?
Is it okay to leave the eggs out of the recipe?
油を使わないでハンバーグを作りました。
I made the hamburg steak leaving out oil.
その会話から置き去りにされた。(話についていけなかった)
I was left out of the conversation.
例文を見て分かるように前置詞of を使って
AからBを省略する leave A out of B
と言い表すことができます。
前置詞from と間違いやすそうなので注意が必要ですね。
skip over
skip over は、「読み飛ばす」「説明するのを省略する」という意味です。
時としてleave out と同じようにして使えますが、「読み飛ばす」と言いたいときはskip over の方が適しています。
次の章を読み飛ばしましょう。
Let’s skip over the next chapter.
ディズニー作品の「クルエラ」を見ていた時に見つけたフレーズがこちらです。
私が彼女を殺したことは、説明しなかった。
I skipped over the part where I killed her.
skip over の続きにも注目しましょう。
skip over the part where S + V …
となっています。
skip overが使われる例文を見てみると、the part where S + V … が続くこの形はよく使われるそうで、「~という部分を(読み)飛ばす/説明を省く」という意味にすることができます。
skip over + 名詞 でも勿論OKなのですが、名詞では収まりきらないという場合は the part where S + V… で対応できることが分かりました。
一般動詞の「省略する」
句動詞よりもフォーマルな言い方、一般動詞での「省略する」を見てみましょう。
omit
omit は、先ほど紹介した句動詞 leave out, skip over のフォーマル版「省略する」「割愛する」という意味です。
口語では句動詞の方がよく使われるそうですが、omit も一緒に覚えておきましょう。
バターを省いても大丈夫ですよ。
You can omit the butter.
詳細な説明は割愛させていただきました。
I have omitted the detailed explanation.
あとがき
学校で習う単語は一般動詞メインですが、ネイティブはよく句動詞を主に使うことが多いようです。
ですので相手の英語を理解するには、意外にもこの句動詞のボキャブラリーがキーとなってきます。
一般動詞と句動詞を覚えるとなると、「やることが2倍に増えそう…。」と思いますが、
句動詞のボキャブラリーを増やすと、英語の理解度がグッと増えます。
私も句動詞をメインに勉強し始めてから、海外ドラマの英語がスッと理解できるようになってきました。
(それほど句動詞は頻繁に使われているということですね!)
地道な作業かもしれませんが、一緒に頑張りましょう!