英会話教室やオンラインスクールで英会話を初めてみようという方からよく相談を受けるのがコレ。
「ネイティブ講師が在籍するオンライン英会話って授業料高い…」
「価格重視にするとネイティブ講師が少ないんだけど、意味があるのかなぁ」
私が全くの英会話初心者だった頃(英語力ほぼゼロ)、私も少し気になっていた
ネイティブ講師と非ネイティブ講師の違いについて。
英語力ゼロから2年でTOEIC700点超え、外国人の友達も作ることができた筆者も当初は少し気になる話題でした。
英語を話し始めて3年経った筆者なりの意見をお伝えしたいと思います。
対面、オンライン問わず、これから英会話をはじめてみようという方で
こういった疑問を持っている方、是非私のお話を参考にしていただけたらと思います。
※英会話で一般的に言う「英語がネイティブ」「ネイティブ講師」は、アメリカ英語、イギリス英語を指すことから、今回、私が述べる「ネイティブ」とは、アメリカやイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの出身者で第一言語は英語、公用語も英語とする方を指すこととします。準公用語で英語を話す方を除きます。
結論:講師がネイティブか非ネイティブかはどっちだっていい
え?ほんとに?
と思う方、いらっしゃると思います。
まずは1つ事実として
世界人口の何パーセントがアメリカ人、イギリス人でしょうか?
アメリカ、イギリスの人口がパッと正確に言えなくても
世界人口と比べると圧倒的に少ないことが簡単に想像つくと思います。
では、少し考え方を変えて
英語を話す人、英語を話せる人は世界でどれぐらいいるでしょうか?
こうなると、インド、ヨーロッパ諸国、シンガポール、フィリピン、アフリカ諸国 etc…
英語を第一言語としない国でも準公用語だったり、英語を普段使う国が多いんです。
英語を学びたいと思う方のほとんどが、世界中の人とコミュニケーションをとりたいと思って英語学習を始めるはずです。
それにもかかわらず、「英語を教わる」となると、講師の出身国を気にする方が多いのが現状です。
いつの間にか、「世界中の人」としていたはずの目的が「アメリカ人やイギリス人」になっていないか、もう一度考えてみてほしいのです。
このような観点からも、英語を教わる人を出身国で選ぶ必要性はあまりないはずです。
また、講師のプロフィールにある出身国は、必ずしも「出身国=育った国」であるわけではありません。
生まれはイタリア、育ちはイギリス
生まれ・育ちはフィリピン、成人してからはアメリカで働いている
など、移住経験がある方も多いようです。
アメリカ出身ではないけれどもアメリカ英語に精通している講師も多く、
ビジネス英語も使ってきた方も沢山います。
日本人の多くは日本で生まれ、日本で育つ方が多いですが、海外だと移住するのは珍しいことではありません。
こういった意味でも、出身国にこだわる必要もありません。
逆に、留学、移住、旅行を考えている方は講師の方にその経験を聞くこともできますね^^
ネイティブ講師と非ネイティブ講師の英語の違い
ネイティブ講師、非ネイティブ講師の主な違いを挙げるのであれば、大きく2つです。
- 発音や訛り
- スラング(若者言葉のようなもの)
おそらく講師の出身国が気になるという方は発音や訛りを気にしているのだと思います。
確かに、発音は英語を話す上で大事な要素の一つですが、
ネイティブが話す完璧なアメリカ英語、イギリス英語を目標にしているのであれば、
それは最終ステップのお話です。
特に、これから英会話スクールやオンライン英会話を始めようという方は初心者さんが多いはず。
初心者さんは、完璧な発音を気にするよりも
文法や語彙を学んだり、挨拶や自己紹介、会話を回せるようになることの方が圧倒的にあなたの世界を大きく広げてくれるでしょう。
日本人以外の人と英語でコミュニケーションをとれるようになることをまずは目標にしてみましょう!
発音やリスニングスキルは、英語を続けていればおのずと付いてきます◎
講師の発音を気にする前に、自分自身にやることが沢山あるんです。
2つ目に挙げたのが、スラング(若者言葉)です。
経験上、アメリカなどでよく使われる若者言葉などは、ほぼの確立で教科書に載っていません。
こういったネイティブがよく使うフレーズやスラングを学びたいと思う方は、海外ドラマから盗むか、ネイティブ講師の授業を取るといいでしょう。
オンライン英会話ですと必ず講師の出身国が紹介されていますので、今日はアメリカのスラングを教えてもらいたい!と思ったら、その時はアメリカ人の講師をとってみてはいかがでしょうか?
まず気にすべきことはコレ!
「少し困った」をどう対処するか
綺麗な英語を話せるようになることよりも、
「少し困った」という時に、どう対処するかが実は一番大事だったりします。
「相手の英語が聞き取れなかった」「英語は聞き取れたけど意味がわからなかった」「全く知らない話題を振られた」「単語が出てこない!」
なんてこと、日本人同士でも同じことが起こりますよね?
「今何て言った?聞こえなかった」
「それって何?食べ物かなんか?」
「あのー、何だっけ?あれ、ほら、あれ」
こんな感じで、私たちも上手く対処しているはずです。
なおさら、異なる言語をネイティブ言語にしているのであれば
「それ何?」「何て言った?」が多くなると思います。
例えあなたがアメリカ人と同じぐらい話せるようになったとしても、
世界にはネイティブ以外が圧倒的に多いのだから、
完璧な英語を話すよりも、「少し困った」を自分の知っている英語で対処することの方が
コミュニケーションがスムーズにいくのです。
こういった対処のスキルは、アメリカ英語もイギリス英語もまったく関係ありません。
話したい・伝えたいという気持ち
ありふれたことかもしれませんが、英語が速く上達する人に共通するのは
話したい、伝えたいという気持ちが大きい人です。
グループレッスンを経験した際に感じるのが、発言の回数の違いです。
英語がつたない、単語がすぐ出てこなくても、積極的に話す気持ちがある人はどんどんレベルアップしていきます。
同じレベルの人同士でグループレッスンを行っているのに、積極性の違いから英語の上達度はどんどん離れていきます。
結局のところ、一番肝心なのは自分の気持ちです。
先ほども申し上げたように、ネイティブ講師かどうかを気にするのはまだまだ先のこと、と考えてください。
英会話スクール、オンライン英会話の選び方のポイント
英会話スクール、オンライン英会話の料金プランや講師の在籍状況、コースの傾向を簡単に紹介します。
対面式英会話スクール
- 料金 オンライン英会話と比べ、高め
- 講師 多国籍 or ネイティブ講師
- 1ヶ月あたりの受講回数 2回~8回
- 1回あたりのレッスン時間 1時間
大手の英会話スクールでは、ネイティブ講師のみ在籍しているスクールが多い傾向です。
低価格のプランがあるスクールでは、アジア圏、ヨーロッパ諸国出身の講師が在籍しているスクールもいます。
基本的に日本在住の講師ですので、日本にずっと住んでみたかった!日本大好き!な講師が沢山いらっしゃいます。
大手では、講師以外にも日本人のアドバイザーの方が在籍しているところもあるため
家賃や日本で働く人の人件費によって、オンライン英会話よりもプランが高めです。
1ヶ月あたりの受講可能回数はコースによって異なりますが、多くても平均で8回(週2回)というところが多く、
筆者の経験上、通い放題等のプランがある対面式の英会話スクールは見たことがありません。
講師の在籍の人数も、スクールによっても差があります。
ネイティブ講師講師は数人のところもあれば、多国籍な講師が10名以上在籍しているところもあります。
自分でお好みの先生を選べないスクールもありますので、スクールのHPを見て、どんな講師がどれだけ在籍しているのか、講師を自由に選べるかを確認しましょう!
オンライン英会話
- 料金 対面式の英会話スクールと比べ、安い
- 講師 多国籍 or ネイティブ講師
- 1ヶ月あたりの受講回数 受講し放題、週7回コース(1日1回)を取り揃えているサービスが多い
- 1回あたりのレッスン時間 30分~1時間
オンライン英会話の講師は基本的に、日本以外に住んでいることから住んでいる地域の人件費に沿った料金設定となっています。
私の経験上の目安ですと、アジア圏、アフリカ圏出身の講師が多数在籍している場合は、受講し放題や週7回のプランで1万以下という最強コスパのものもあれば、
ネイティブ講師のみ在籍の場合は、月4回で1万弱と
同じオンライン英会話でもピンからキリまで。
講師の出身国を選ばないよという初心者さんで、とにかく回数をこなしたいのであれば、料金重視で選んでもOK。
また、対面式の英会話スクールよりもより多くの講師が在籍していることから、1人の講師と相性があまり合わなくても、自由に選択できるのがオンライン英会話のメリットです。
また、受講時間が1回30分以下と短めに設定されているところが多く、「毎日30分英会話レッスン」を習慣化する生徒も多いです。
▼【超初心者さん~初心者さん向け】厳選した英会話スクール・オンライン英会話をご紹介

英会話を学ぶ上での最大のメリット
英語を話す最大のメリットと言えば、「世界中の人とコミュニケーションをとれること」!
対面、オンラインにかかわらず、飛行機に乗らなくても英語を学びながらいろんな国の文化を知ることができる絶好のチャンスです!
文法書や単語を覚えるのが大変… と少し気分が重くなることがあるかもしれませんが
英語を学ぶ=見たこと聞いたこともない世界を知る
と思うと、英語を学ぶのは最強コスパだと私は思っています。
講師の選択に囚われるのは逆に勿体ないです!
今回の記事が、少しでもあなたの背中を押すものであれば幸いです。
今回、お伝えした内容以外にも、私の経験上のお話をまとめた記事があります。
初心者さん向けに英会話を始める上での便利な知識などを紹介していますので、こちらも併せて参考にしてください^^
▼ 【初心者さん必見】まずはこれを覚えて!レッスンで超絶使えるフレーズや単語を紹介!

▼【初心者さん必見】レッスンの回数をこなすだけでなく、実りのあるレッスンにする「予習」と「復習」について

▼あなたもいずれやってくるかも?!英語力の「停滞期」を乗り切る方法
